5月に撮ったフォトデータを整理していたら、GWの新潟旅行の帰りに立ち寄った栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」の藤の写真がでてきました。このフラワーパークの売りものは、樹齢300年、畳300畳の広さに蔓を伸ばし花を咲かせる「大藤」と、「白藤のトンネル」です。300畳はちょっと誇大広告だと思いますが、ゆうに100畳はあるでしょう。壮麗でみごとではありますが、子細に観察すると、年老いた幹が枝の重圧に押しひしがれているようで、ちょっともの悲しく、痛々しい気分になりました。
「大藤」も「白藤」もちょうど見頃で、猛烈な混みようでした。片側一車線の農道のような道が、フラワーパークの駐車場までえんえん3キロあまりの大渋滞。やっとの思いでたどり着いた園内はさほど広くなく(敷地面積非公開)、迷路のような遊歩道は人の波。休憩するにもフラワーパークというわりには座る芝生もありません。1~2時間見て回ったらもう十分、お土産買って帰るか、という人たちが多そうで、滞留時間も短そう。つまり客の回転がいいわけで、それだけ効率経営、商売繁盛の様子。マーケティングの教科書に出てくる"オンリーワンのビジネスモデル"の優等生と言えなくもありません。が、わたしには「藤」の見せ物小屋のようで、花を愛でる気分にはとてもなれませんでした。
数日前に行った秩父高原牧場や、鳩山農村公園のポピー畑の方が、ずっと気持ちよかったし、花たちもイキイキしていたような気がします。(比企パラダイス写真館で「展示中」)
何年か前に、SMAPのミリオンセラーになった「世界に一つだけの花」という歌がありました。
♪小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
No.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one
あしかがフラワーパークの花たちは、"オンリーワンのビジネスモデル"で咲かされ、NO.1になることを強いられた、ちょっぴり悲しい花たちのような気がして同情しちゃいます。