お寺の話題が続きますが、ひょんなことから友人と熊谷市妻沼のあじさい寺に行くことになりました。ナビで熊谷あじさい寺と入力しましたが、出てこない。寺の名も、住所も電話も、わからない。いろいろキーワードを変えて検索してみたのですが無理。しかたない、行き当たりばったりで妻沼に入ったら地元の人に聞こう、ということになりました。赤ちゃん連れの若い主婦と初老の女性に聞いたのですが、道順はおおまかに説明してくれるものの、お寺の名前が出てこない。う~んまいった。で、老舗らしき和菓子屋さんに入って尋ねると、手書きの妻沼マップを渡してくれました。A4サイズの1色で、手書き原稿をコピーしたものです。
これが、実によくできている!最近は、地域活性化ということから、各市町村が地元のPRに積極的で、4色刷りのキレイな観光パンフレットがたくさんでています。でもなぜか、カラフルにデザインがおしゃれになればなるほど、どこも似ていて、差別化ができていない印象でした。
その点、妻沼マップは、シンプルで素朴なつくりが逆に目を引きます。手書きの文字もイラストも、ホンワカとしてあたたかく、細かなところまで読ませる工夫が行き届いています。(画像が小さくて、文字が読みにくくスンマセン。)必要にして十分、かなり手練れのクリエイターの仕事と見ました。
妻沼マップに導かれて、あじさい寺(能護寺)へ。五木寛之さんと気功家・望月勇さんとの対談をまとめた「気の発見」という本の中に、「あじさいという花は気が強すぎるから、庭には植えない、とむかしの人は言っていました。だから人家ではなく、お寺やお墓などに植える」とありました。
「気」が強い。そうかなぁ、わたしはホンアジサイや墨田の花火などを見ていると、「乙女のワルツ」という歌を思い出すんですけどね。
♪好きといえばいいのに いつもいえぬままに
月が上る小道を 泣いて帰った
白く咲いてる野の花を つんで願いをかける
どうぞ 愛があなたに とどくようにと
(「乙女のワルツ」作詞:阿久悠)


