前回、"体験農業"というのは、都会人の脳と心を活性化させる効果・効能があるんじゃないかと書きました。「脳と心」などというと、大脳生理学や脳科学、行動心理学、ひょっとすると宗教学などもからんできそうな複雑怪奇な分野です。わたしのような浅学の手におえるものではありません。あくまで「大豆トラスト」での参加者の仕事ぶりや感想を、見聞きしての印象です。
思いつくままに並べてみます。
1)たい肥や土の、ぬくもりや匂い、踏みしめる大地の感触、風や陽光、周囲の緑などが、五官を刺激し、脳を元気づける。
2)土を耕し、肥料をやり、盛り土をし、種をまき、カラダ全体を動かすことで「気」の流れがよくなる。
3)世代をこえた仲間たちとの共同作業で、声かけや助けあいが自然におこなわれ、ココロの交流が生まれる。
4)収穫の日のたのしみのために、いろいろアタマをつかい、継続的に努力する。
つまり、"体験農業"を通じて、「感覚」「感情」「思考」など、さまざまな脳機能が結びついて、ココロの充足がえられるんじゃないでしょうか。(と、まあ素人考えで思うのですが・・・。)
「大豆トラスト」の皆さんを眺めながら、そんなことを感じました。とにかく、土にふれる喜び、たのしさが見ている側にストレートに伝わってきました。アロマテラピーとか代替医療の分野で、カラダ全体の自然治癒力や免疫力を高めるキーワードとして「ホリスティック」という言葉をよく聞きます。体験農業もホリスティックなセラピー効果があるのでは、ということでそれをわたしは"アグリテラピー"と名付けることにしました。
来年も町で「大豆トラスト」事業をするようでしたら、わたしは真っ先に手をあげようと思っています。