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ブルース・スプリングスティーン讃
norichan (2009年8月21日 13:31)

bruce.jpgわたしの息子が、NO MUSIC, NO LIFE.の店員兼バイヤーをやっているもので、時おり彼のストックヤードをチェックするんですが。先日、そこで、ブルース・スプリングスティーンの「WE SHALL OVERCOME」を見つけました。副題に「THE SEGER SESSIONS」とあり、心のザワメキをおぼえ、ライナーノーツをめくると、案の定ピート・シーガーへのオマージュをこめたカバーアルバムでした。

新作ではなく、発売は2006年。つまり、オバマ大統領の就任にあわせて、NO MUSIC, NO LIFE.がプロモーションしようとしているアルバムなのだなとピンときました。ご承知のとおり、ブルース・スプリングスティーンはバラク・オバマの熱烈な支持者であり、リンカーン記念館で行われた大統領就任記念コンサート「ウィ・アー・ワン」コンサートにも出演していました。そこに90歳になろうというピート・シーガーも一緒に出ているんですね。

BORN TO RUNのアルバムで衝撃を受けてファンになり、BORN IN THE U.S.Aワールドツアーの東京公演(忘れもしない、代々木オリンピックプールの特設ステージ、今から約25年ほど前のこと)で打ちのめされてから、わたしとほぼ同世代のブルース・スプリングスティーンはずっと気になる存在ではありました。ただ、最後に聴いた「DEVILS&DUST」がちょっと内省的でネガティブな傾向が強すぎて、"キミの思いはわかるけど、やりきれんなあ"気分だったのですが、この「WE SHALL OVERCOME」は一転、あかるく、陽気で、ポジティブな力に満ちており、オバマ大統領の誕生を"予感"させるようです!(ちょい、オーバーかな)

ピート・シーガーが歌ったアメリカのルーツ・ミュージックですから、奴隷制度、人種差別、公民権運動、貧困、干魃といった社会の弱者に立った歌が多いのですが、そうした課題に「Yes,we can.」で立ち向かい、「WE SHALL OVERCOME」する心意気にあふれています。基調はもちろんフォークですが、時にブルース、時にゴスペル、また時にアイリッシュ・パンク(ブルースの父親はアイルランド人)のように聞こえます。

「マイ・オクラホマ・ホーム」を聴きながら、サイタマの里山をゆっくりドライブしていると、ブルースの声とオバマ大統領の就任演説が重なるようで、世界の明日がちょっぴり信じられるような気になります。
※なお、このアルバムには、ブルースの農場での仲間とのセッションや、インタビューが収録されたDVDが付いています。こちらも必見です。アルバムお求めの際は、NO MUSIC, NO LIFE.池袋店でお願いしますね。

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