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2009年9月バックナンバー

埼玉元気チョーダイネット
norichan (2009年9月28日 22:25)

埼玉応援ドットネットを開設してから、猛反省していることがある。それは、我がサイトのネーミングである。「埼玉応援」なんて、とんでもない。10年早いよ、というやつである。半径10キロ圏ですら、知らないことが山ほどあり、新しい体験や出会いを通じて「埼玉」から教えてもらったり、元気を頂戴したりする日々の連続だからだ。

たとえば、以前仕事で韓国に何度か行ったが、ビジネスのことで頭がいっぱいいっぱいで、かの国から日本に渡ってきた先人たちの営みに思いを馳せることなど皆無だった。このシルバーウィークに高麗神社の「高麗郡建郡1300年記念事業」のイベントに参加し、高句麗ルーツの雅楽や、韓国の伝統楽器をフィーチャーしたパーカッション音楽「サムルノリ」を鑑賞するにつけ、1000年を超える日韓の文化交流と融合の歴史に新鮮な驚きをおぼえた。

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イ・ビョンホンやペ・ヨンジュンなどの韓流スターを追っかけているオバ様たちにとって、高麗神社や隣接する聖天院は彼女たちの"聖地"であると、聞いたことがある。巾着田の曼珠沙華を見、高麗なべを食べ、高麗神社や聖天院をこよなく愛すオバ様たちの方が、よほど「埼玉応援」に貢献しているにちがいない。

10月19日(月)は高麗神社の大祭で獅子舞が奉納されるそうだ。(どんな獅子舞か、とても楽しみ)
歌人の釈超空(折口信夫)は、こんな歌を詠んでいる。
「山かげに 獅子ぶえおこる しし笛は
      高麗のむかしを 思へとぞひびく」

高麗神社オフィシャルサイト
http://www.komajinja.or.jp/

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ドラゴンフルーツ@奥飛騨
norichan (2009年9月20日 13:08)

NHK日曜朝の「産地発!たべもの一直線」で、ドラゴンフルーツが紹介されていました。南国のフルーツとばかり思っていたドラゴンフルーツが、雪深い奥飛騨で栽培されていることにビックリ!実直さとロマンチシズムを併せもったような生産者の渡辺さんが、愛情をこめて語る栽培のご苦労やら喜びやら、周囲の皆さんとの支えあいに、キャスターの永島敏行さん、ゲストの相田翔子さんともども感心もし、感激しました。

渡辺さんがドラゴンフルーツに出会ったのは数年前にいったアメリカでの農業研修だったそうです。そこで大きな衝撃を受け、南国のフルーツをなんとか奥飛騨でつくれないだろうかと、温泉を使った床暖房システムの導入など研究を重ね、奥飛騨温泉郷で2007年からハウス栽培をスタートさせました。

dragonF.jpgドラゴンフルーツの名前の由来は、果実の表皮が龍(ドラゴン)のウロコに似ていることからきています。果肉はみずみずしく爽やかな甘さがあり、ビタミン豊富で低カロリーだそうです。残念ながら、わたしはまだ食べたことがありません。右の写真・上が果実で、下は花です。花は月下美人に似ているそうです。(写真:渡辺さんの会社「農業生産法人 有限会社 FRUSIC(フルージック)」のホームページより)

奥飛騨温泉郷では今、このドラゴンフルーツを温泉街の新たな観光資源として、料理やお菓子、ジャムなどのレシピ開発を進めているのだそうです。寒冷地の奥飛騨と南国フルーツの意外な組み合わせ。こうしたクリエイティブな発想と新しいストーリーづくりが、地域を元気にするエンジンなのだということをあらためて感じました。

渡辺さんの会社のネーミング「FRUSIC(フルージック)」というのもユニークかつクリエイティブです。
ホームページによれば、「FRUSICは、栄養価抜群のトロピカルフルーツを栽培しています。"音楽を聴きながら育ったフルーツを、好きな音楽を聴きながら食べる"そんな生活を想いながらFRUITS+MUSICでFRUSIC(フルージック)と名づけました。(中略)農業は芸術です。そこには、神秘的で儚さや美しさなど存在します。そんな農業に魅了されながら、栽培できる私たちは幸せです。」


ブランド・ストーリー
norichan (2009年9月18日 22:13)

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広告代理店でプランナーをしていた20数年前、某大手外食企業の社長さんからモスバーガーについて、こんな面白い話を聞いた。「ファーストフードというのは、もちろんアメリカから来た外食業態なんだけれど、モスバーガーの原点は裏通りの"うなぎ屋"なんだよ。うまいうなぎ屋ってのは、たいてい大通りではなく、ちょっと小路に入ったあたりにひっそりとあるものだ。そして日本人好みのアミノ酸系のタレと匂いで食欲をかきたててくれる。さらにファーストフードでありながら、"注文をしてから待たせる"ことに付加価値をつけたことも"うなぎ屋"から学んだ点だ。本物のうまいうなぎ屋というのは、活きたうなぎを注文をとってから捌いて焼くから、どうしても時間がかかるわけだ。その間、客はおしんこをつまみながら、料理のできるのを今か今かと待つことになる。だからおしんこのうまい"うなぎ屋"は、うなぎもうまい、というのが定説になっている。」

後発で、潤沢な資金もなく、駅前一等地への出店など望むべくもなかったモスバーガーが、逆転の発想で"日本のバーガー"を世に問い、メジャーブランドに育っていった原点の話を興味深くお聞きした。当時、モスバーガーは、あるアンケート調査によれば「電車で一駅乗っても食べてみたいハンバーガー」だったと記憶している。

こんな古い話を思い出したのは、今日、某電鉄会社の部長さんと話していてコミュニティ・ビジネスの話題になったとき、ブランド・ストーリーをどうつくるかが一番のポイントとお聞きしたためだろう。沿線開発とそこへの送客を主たる業務としているその方は、沿線各地に古くから伝わる歴史や文化や物産や"人情"を掘り起こし、それらを結びつけて固有のストーリーをつくるのだそうだ。高齢者には懐かしさを、若者や子どもたちには新鮮な発見と驚きを提供するようなストーリーづくりということらしい。そういえばJRの「三都物語」も、そうしたコンセプトが背景にあるような気がする。鳩山さんは「友愛」を政治のテーマに掲げたが、わたしは「情感」がマーケティングのテーマになりそうな気がしている。


ソーシャル・コミュニケーション
norichan (2009年9月 7日 22:32)

tiikibook.jpg先日、電通ソーシャル・プランニング局次長の渡辺さんから地域経営、地域のコミュニケーションを考える上での格好の参考書を2册いただいた。埼玉応援ドットネットをこの4月に立ち上げてから、地域というか地元の情報発信力にいろいろ思うところもあったので、学ぶところ大であった。

わが町でも、介護タクシーや体験農業、特産品での町おこし、河川の浄化や生涯教育、歴史的な文化遺産の継承や里山・森の維持管理など、いいことをたくさんやっている。でも、露出されるニュースの量が圧倒的に少ないのと、それぞれが単発・分散的で、たんなる「お知らせ」にとどまっている。地域としてのベクトルを持ったコミュニケーションになっていないため、それぞれの問題に深い関心や利害のある人にしか届かないし、他の人の興味を喚起することもない。

地域経営という観点からすると、とてももったいない気がする。

役場の産業振興課の方に聞いた話では、町で大豆トラストの募集をしたところ最初はほとんど応募がなかったが、朝日新聞の地方版に記事が出たらアッという間に応募が殺到して抽選になったのだそうだ。しかも町外からの参加者が大半で、町のPRにもなったと喜んでいた。
プレスリリースを記者クラブに配信するだけで、こんなにも大きな効果が得られる。ソーシャル・コミュニケーションを考える、ひとつのヒントではあるだろう。


祭のあと
norichan (2009年9月 2日 17:57)

2009年の夏は、個人的な印象としては嵐の前の静けさのような、弛緩した空気の中にどんよりと不安を助長する、こころ安からぬ季節であった。土日によく雨が降り、楽しみにしていた近隣の花火大会が、大輪の花を雨でしぼませていたし、地元の夏祭りも雨の気配に怯えながらの盆踊りとなった。この季節に新型インフルエンザのワクチンの確保が問題になることも、尋常な話ではない。

エコカー減税でハイブリッドカーは売れているらしいが、減税措置のなくなる来年度はどうなるのだろう。盆の帰省シーズンに大渋滞した高速道路の週末1000円乗りホーダイは、民主党政権のフリーハイウェイ構想でどうなるのだろう。ETCメーカーも、JRも、エアラインも、船舶会社も肝を冷やしているだろう。デパートの売り上げは落下の一途だし、スーパーやコンビニも、ひと頃の元気はない。ファストファッションやドンキホーテ、安売り家電量販が、デフレの波を招き寄せているようにみえる。

なんだか世の中、どんどんシュリンクしていく感じ。

そして、この夏は、自民党があっけなく散った政治の季節でもあったが、政策論争そのものは限りなく心太(ところてん)のようで、歯ごたえも噛みごたえもなく、小雨のけむる投票日にニッポンの未来はかすんで見えた。

梅雨が明けぬ間に秋が来たような、なんとも居心地の悪い季節の中で、なにか自分なりのChangeの手がかりをつかみたいと、9月1日から池口恵観大阿闍梨の般若心経(読経CD)を聞いて、朝夕に唱えることを日課と決めた。
これが意外や、カラオケでHIDEのTELL MEを音程はずして歌うのと同じ快感が得られ、ひとり悦に入っている。  合掌 

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