埼玉県深谷市のキャッチフレーズは「花の街」ですが、もちろんこの季節に、町中に咲き誇る花はありません。シネマパラダイス「深谷シネマ」で、幻想の花をめでることにします。フランス映画ココアヴァンシャネルを観にいきました。今月はモーニングショーの「里山」についで2度目の深谷行きです。

伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた映画です。シャネルを演じたオドレイ・トトゥは、キュートで知的な、ショートカットの髪型が似合う女優さんで、アンナ・カリーナほど美人ではありませんがボクの好み。 この映画で、シャネルが姉と孤児院で育ち、歌手・女優になることを夢見ながら地方のキャバレーで生計を立てていたことを初めて知りました。
帽子のデザインからスタートして、デザイナーとしての才能を開花していく過程が、オドレイ・トトゥのシーン、シーンでまとう衣装の変化や表情の変化を通して、自然に映像から伝わってきます。饒舌ではなく、寡黙に。いかにもおしゃれなフランス映画といった印象でした。シャネル・スーツのシンプルでエレガントな美しさは、男のボクにもよーくわかりました。それからやはり偉大な天才というのは、時代に反逆して生まれるものだということを、若きシャネルを取り巻く社交界の女性ファッションと引き比べて、あらためて思いました。

深谷シネマでシャネルのお勉強をしてから、深谷花園温泉の「花湯の森」へ行きました。ここは初めてでしたが、地下2000mから湧き出した天然の露天風呂をはじめ、壺湯や寝湯、檜風呂といったさまざまな温泉があり、麺処で深谷名物の「煮ぼうとう」も賞味でき大満足でした。
おしゃれなシネマに天然温泉、そして郷土料理に舌鼓み。しめて3000円ちょいの深谷の真冬のゼイタクでした。
★「花湯の森」ホームページ http://spa.hanayunomori.jp/