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よさこい映画、「君が踊る、夏」 9/11公開
norichan (2010年8月31日 01:58)

近年のよさこい人気を見ていて、TVドラマか映画になってもいいのになあと思っていました。8/28・29に原宿表参道でおこなわれた「スーパーよさこい2010」には、70万人を超える来場者があったというし、ボクの地元・埼玉の「坂戸よさこい2010」でも約30万人が来場したそうです。(坂戸市の人口は約10万人)
こうした「よさこい祭り」は、全国でいま200を超える地域で開催されているそうです。

よさこいの魅力をボク的にまとめてみると、
・鳴子の響きが耳に心地よく、踊りとの相性もとてもいい。
・「よさこい節」、「ソーラン節」の由緒ある民謡をベースにしながら、祭り囃子やジャズダンス、サンバ、ボサノバ、ポップスなど、楽曲を自由にアレンジして、自分たちの個性的な踊りとサウンドが創造できる。
・衣装も自由で、退屈な日常を脱ぎ捨ててファッショナブルな"晴れの"コスチュームで、自分を表現できる。
・参加チームの中には、幼稚園児から70代までの踊り手がいるケースも多く、老若男女が一つになって、和気あいあいと楽しめる。
・流し踊りが基本で、沿道からたくさんの声援が寄せられ、見られる快感がある。
・コンテストが行われるケースも多く、賞狙いの動機により、メンバーのスキルアップと年々の進化が期待できる。
・年間を通じて、よさこい祭りの数が増えたため、出場機会(踊るチャンス)も増大している。

阿波踊りは、見るより自分で踊った方が数倍楽しそうな気がしますが、よさこいはショーアップした踊りとファッショナブルな衣装を見るだけでも、華やいだ楽しい気分にしてくれます。池袋の「東京よさこい2010」は、まもなく10/9・10(土・日)に開幕です。

さて、映画「君が踊る、夏」は、全国のよさこいブームをさらに盛り上げてくれるでしょうか・・・。
■「君が踊る、夏」公式サイト http://www.kimi-natsu.com/

■写真は「坂戸よさこい2010」のスナップです。1.jpg2.jpg3.jpg4.jpg5.jpg




埼北・深谷市の真冬の楽しみ
norichan (2010年1月24日 23:06)

埼玉県深谷市のキャッチフレーズは「花の街」ですが、もちろんこの季節に、町中に咲き誇る花はありません。シネマパラダイス「深谷シネマ」で、幻想の花をめでることにします。フランス映画ココアヴァンシャネルを観にいきました。今月はモーニングショーの「里山」についで2度目の深谷行きです。

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伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた映画です。シャネルを演じたオドレイ・トトゥは、キュートで知的な、ショートカットの髪型が似合う女優さんで、アンナ・カリーナほど美人ではありませんがボクの好み。 この映画で、シャネルが姉と孤児院で育ち、歌手・女優になることを夢見ながら地方のキャバレーで生計を立てていたことを初めて知りました。

帽子のデザインからスタートして、デザイナーとしての才能を開花していく過程が、オドレイ・トトゥのシーン、シーンでまとう衣装の変化や表情の変化を通して、自然に映像から伝わってきます。饒舌ではなく、寡黙に。いかにもおしゃれなフランス映画といった印象でした。シャネル・スーツのシンプルでエレガントな美しさは、男のボクにもよーくわかりました。それからやはり偉大な天才というのは、時代に反逆して生まれるものだということを、若きシャネルを取り巻く社交界の女性ファッションと引き比べて、あらためて思いました。

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深谷シネマでシャネルのお勉強をしてから、深谷花園温泉の「花湯の森」へ行きました。ここは初めてでしたが、地下2000mから湧き出した天然の露天風呂をはじめ、壺湯や寝湯、檜風呂といったさまざまな温泉があり、麺処で深谷名物の「煮ぼうとう」も賞味でき大満足でした。

おしゃれなシネマに天然温泉、そして郷土料理に舌鼓み。しめて3000円ちょいの深谷の真冬のゼイタクでした。
★「花湯の森」ホームページ   http://spa.hanayunomori.jp/




映画「人生に乾杯」
norichan (2009年12月15日 15:47)

映画という体験の続きです。ドキュメンタリー映画「精神」を観たときに、予告編でハンガリー映画の「人生に乾杯」をやりました。年金生活でやっていけない老夫婦が、ピストル片手に強盗をするという物語です。テーマとしてはありそうな話(?)で新味はないのですが、ふだんはあまり観る機会がないハンガリー映画であることと、若いころに観て共感した一連のアメリカン・ニューシネマ「俺たちに明日はない」とか「狼たちの午後」を思い出したりもして、先週土曜日の最終回を観にいきました。

監督はガーボル・ロホニという人で、長編第一作目、本国ハンガリーで大ヒットした映画です。年金生活者の困窮と、せっぱ詰まってはたらく強盗とその逃避行が、シリアスでなくむしろ軽やかなタッチで、ときにユーモアたっぷりに描かれていく、奇妙な味わいの映画です。ただ最後の最後に出てくるワンカットを見逃すと、大変なことになって、映画の主題を取り損ねることにもなりますので要注意。その前の伏線となる号泣シーンで涙でメガネが曇っていたり、うつむいてお菓子の袋を探っていたりすると、終わってから「自分は映画を観る資格がないんじゃないか」というくらい落ち込んでしまうこと請け合いです。

かくいうわたしが、そうでした。「この映画って、アメリカン・ニューシネマの世界だよね」と、エンディングは観なくもわかるみたいな思い入れから、肝心のカットを見過ごしていたのです!(涙で目がかすんでいたのも事実ですが・・・)

二人が銀行を襲うシーンでは、"俺たちに明日はない"のボニーとクライドがオーバーラップし、奥さんが「人生の心残りは一度でいいから海を見たかったこと」というセリフに、"真夜中のカウボーイ"でダスティン・ホフマン演じる"ネズミ"がマイアミ行きの長距離バスの中で死んでいくシーンを思い出したり、強盗を重ねて全国に指名手配された二人がアンチヒーローとして群衆から喝采を浴びるシーンに、"狼たちの午後"のアル・パチーノが重なったり・・・と、かっての映画の記憶が、目の前の映画のレイヤーになってわたしの目をおおっていたようです。

終わってから、一緒に観た友人から「泣いてソンしちゃったね」といわれて、ハッとわれに返った次第。「人生に乾杯」は、また一つ、映画という体験に"ほろ苦い失敗"の記憶を、こころの奥底に残してくれました。

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画像CLICK→拡大 詳細は、深谷シネマ http://fukayacinema.jp/




映画という体験
norichan (2009年12月13日 14:05)

映画館で映画を観るという習慣が、「深谷シネマ」を知ってから、とても日常的なものになりました。DVDをレンタルショップで借りてきて観るのもいいですが、やはり映画は映画館という非日常の闇につつまれて観る方がドキドキもワクワクもします。

そして深谷シネマのいいところは、埼北の地にありながら、さしたる宣伝もされず都心でもなかなか観られないような上質な映画にめぐりあえることです。そうした映画は、ほとんどDVDとしてレンタルショップに並ぶことはありません。

人それぞれに映画の見方というのはいろいろでしょうし、作品ごとに観たい動機や求める楽しみも異なるでしょう。最近わたしの個人的な思いとしては、映画という体験が意外に根深いところで記憶として自分の中に眠っているんだなということを気づかされた点です。自宅の居間で、あるいはPCでDVDを観ても、こうした思いを抱くことはなく、ストーリーを情報として消費しているだけのような気がします。

20代の頃のように映画館で映画を観る習慣を取り戻してから、いろいろな「気づき」が得られるようになりました。もちろん大半は、わたしの個人的な思い入れに過ぎないものかもしれませんが、映画という体験そのものが個人の実人生に重ね合わせて、きわめて個人的なものだと思います。

先日、深谷シネマで「精神」という精神障害者の実像に鋭く迫ったドキュメンタリー映画を観ました。監督は、ニューヨーク在住の映画作家・想田和弘さんです。外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集うさまざまな患者たちの姿を、音楽もナレーションも排し、カメラを通して凝視し、つぶさに観察したドキュメンタリー映画です。その寡黙な映像の中に、患者たちの繊細な心の動きや、負った心の傷の深さ、苦しみから必死に抜けだそうとする癒しへの強い希望と意志が、たんたんと綴られていきます。

年間の自殺者が3万人を超え続ける"異常な国ニッポン"にあって、とりわけ格差やニート、ワーキング・プアといった暗澹たる時代閉塞の状況の中で、「生きるとはなにか」「正気と狂気に境はあるのか」といった根源的な問いかけを、ずしりと重くわたしの中に残しました。

併せて診療所の医師や看護師の現場を通して、小泉政権のもと、「障害者自立支援法」の名のもとに、「自己責任」「受益者負担」のかけ声で切り捨てられていった、福祉政策や社会構造の歪みも静かに告発されます。「精神」という精神科診療所にカメラを持ち込んだ類いまれなドキュメンタリー映画を観て、わたしは繊細であるがゆえに心を傷つけてしまった患者さんたちの背後に、壊れていく文明社会や政治権力の暴走と狂気を見た気がしました。

そして帰りに国道17号線を走りながら唐突に記憶の闇の中から浮かんできたのは、20代に心を熱くして観た、ジャン・リュック・ゴダールの初期の作品「勝手にしやがれ」「軽蔑」「アルファヴィル」でした。ドキュメンタリー映画「精神」から、なぜゴダールなのか、それはわたしにもわかりません。

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画像CLICK→拡大 詳細は、深谷シネマ http://fukayacinema.jp/




カムイ外伝とハゲタカと
norichan (2009年10月 1日 22:03)

衣がえの季節だが、関東では日中の気温の乱高下が続いていて、どんなカッコで外出するか悩ましい日々だ。政治もガラッと衣がえしたが、新閣僚たちの百家争鳴と、なにやら表にでない迷走もかいま見えて、視界不良のダッチロールになどならなければいいのだが・・・。

こんな気分のときにはスカッとした映画を観るに限るというわけで、近所のシネコンで「カムイ外伝」を、大好きな深谷シネマで「ハゲタカ」を観た。崔洋一監督は若い頃にきっと「カムイ伝」を読んでいただろうし、最近では「血と骨」で凄まじい人間ドラマを見せてくれたのでワクワクしながら劇場に足を運んだ。才気あふれるクドカンが、脚本(崔洋一共同脚本)というのも興味があった。結論から言うと、ワクワクは的中!とくに、松山ケンイチの「カムイ」がよかった。松山ケンイチは名前しか知らない俳優だった(「アカルイミライ」に出ていたそうだが印象は薄い)が、白土三平の造形した「カムイ」を、野生と孤独の翳りをにじませながら見事に演じていた気がする。拍手!

平日午後の上映は、観客の入りもまばらで、団塊世代のカップルと団塊ジュニア世代が大半だった。団塊ジュニア世代は多分、白土三平の「カムイ伝」の熱心な読者ではないだろうから、松山ケンイチか小雪さんのファンなのだろう。あるいは、失われた10年で「蟹工船」ブームに火がついた時のように"世の不条理"への思いに駆られ、心が動いてのことだろうか(てなこと、ないか)。いずれにせよ、わたし的には、松山ケンイチの「カムイ」をまた観てみたい。続編を大いに期待している。 

「ハゲタカ」はNHKドラマ(全6話)の映画化だ。わりと好きな俳優の大森南朋が主演しているのと、グローバルな投資ファンドの暗躍をスリリングに描いているので、これも期待をしながら深谷シネマの最終回上映を観た。しかし映画はTVに比べると雑なつくりで、TVを観ていないとわからないような人物描写やストーリーが随所にみられ、内容的にイマイチだった。観る側にもリーマンショックを境にして、投資ファンドやTOBといったことに対する疑念やアンチがあるので、ストーリー底割れのしらけた気分が否めない。(ちなみに、TVドラマは2007年2月~3月放送)
大森南朋はTV同様、鷲津政彦をクールに演じていたが、昨年来の現実に起こった悲劇というより喜劇のような金融崩壊の方が、はるかに映画を凌駕していて、南朋さんには気の毒だった。




グラン・トリノ
norichan (2009年8月12日 09:01)

熱帯性低気圧が台風に変わり、気象庁が中国・四国地方に警戒を呼びかけている夜、深谷シネマでグラン・トリノを観た。50席ほどのミニシアターの、雨降る夜の最終回の上映は、観客もまばらで、ホームシアターのくつろぎに満ちていた。

fukacinema.JPG深谷シネマの素晴らしさは、埼北のネギとブロッコリが特産品の街に、全国の映画人も注目する映画文化を根づかせたことだ。ロードショー公開が終わったばかりのグラン・トリノも、一部の映画マニアしか支持しないようなインディーズフィルムも、街のみんなが望めば、ここでは観ることができる。ありがたい市民映画館だ。


で、グラン・トリノだが。わたしが知ったかぶりの映画評などをすると、クリント・イーストウッドに申し訳ない気もするが、あまりに感動し、あまりに衝撃をうけたので、拙文ながら印象をかいつまんで述べてみる。残念なことに、イーストウッドはこの映画を最後に、俳優業を引退し監督業に専念するのだそうだ。

ゆるゆると、愛妻の葬式シーンから、物語は始まる。主人公は、フォードの元自動車工で、退役軍人、ヴィンテージカー「グラン・トリノ」をこよなく愛している、ばりばりのコンサバ老人だ。日本車のディーラーをしている息子とは、当然ながらそりが合わず、家族からは邪魔者あつかいされ、隣人や牧師にさえ心をひらこうとしない。出だしの30分は、孤独で意固地な老人の、シニカルなアメリカン・ホームドラマのようにみえる。

そして、アジア系ギャングにそそのかされた隣家のモン族の少年タオが、グラン・トリノを狙い、盗みに入るあたりから物語は大きく動き始める。それをキッカケにして、彼は少しずつ変わり始め、人生最後のミッションに向けて突き進んでいく。このあたりのストーリー展開は、言わぬが花だろう。毛嫌いしていたアジア系移民家族とのあたたかな交流のはじまり、モン族の姉弟によってひらかれていく孤独な心、ギャングによる不条理な暴力、アウト・オブ・ロー(無法)への無力、親子の葛藤、神への祈りと懺悔、そして生と死といったテーマが、静かだが緊張感のある映像によってたんたんと綴られていく。

マカロニ・ウェスタンにはじまって、ダーティハリー、許されざる者、ミリオンダラー・ベイビー、チェンジリングと続いてきたイーストウッド映画の集大成を見るような傑作だ。
エンディングは、グラン・トリノを譲られたモン族の少年タオの心を映しだすように(そして、それは主人公の心象風景でもあるのだが)、おだやかな光につつまれた美しい風景の中を、ゆったりとクルージングしながら、終わる。ブラボー!! そして、涙。




サイタマノラッパー韓国へ!
norichan (2009年6月22日 22:48)

all2.jpg6/22(月)の朝日新聞朝刊にうれしいニュースが出ていた。入江監督の「SRサイタマノラッパー」が、韓国・富川で7/16から開かれる富川国際ファンタスティック映画祭に出品が決まったそうだ。
入江監督おめでとう! 

200本をこえる上映作品のうち、日本映画は「SRサイタマノラッパー」のほか「少年メリケンサック」「余命1ヵ月の花嫁」「MW-ムウ-」「フィッシュストーリー」など26本。ことしの「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でグランプリを獲得した「SRサイタマノラッパー」が韓国でどんな評価を受けるか、今から楽しみだ。
■「SRサイタマノラッパー」公式サイト
http://www.sr-movie.com/

春から全国各地でさみだれ公開が続く「SRサイタマノラッパー」だが、6/20(土)から6/26(金)まで渋谷ユーロスペースでリバイバル上映中だ。連日21:05からのレイトショーで、日替わりでトークショーも楽しめる。初日のゲストは三留まゆみさん(ライター/イラストレーター)で大入りの大盛況だったという。また大阪でも、シネヌーヴォXで6/20から6/26まで劇場公開している。
http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=206

さらに楽しみなのは、入江監督のふるさと埼玉県深谷市の「深谷シネマ」でも、アンコール上映が決まったことだ。"深谷七夕祭り"に便乗した<入江祭り>の特別企画で7/11から7/18まで開催される。
しかも今回は「ラッパー」だけでなく、なんと入江監督の初期の傑作選「入江悠監督短編集」(計5本・90分)も上映される!DVDも出ていないので、入江ファンならずとも絶対にこの機会は見逃せない。
もちろん、わたしも駆けつけます!
■詳しくは、深谷シネマのホームページで
http://fukayacinema.jp/




がんばれ!「深谷シネマ」
norichan (2009年6月 2日 22:34)

「SRサイタマノラッパー」が縁でお知り合いになった「深谷シネマ」の竹石理事長が、5月28日の埼玉新聞に出ていました(下の写真)。いよいよ「七ツ梅酒造跡」への深谷シネマの引っ越しが始まるんだと、深谷シネマ誕生の経緯を知るものとして心からの拍手をおくります。竹石さんの穏やかな笑みを浮かべた、誇らしげな姿が、とても印象的です。

fukayacinema.jpg「深谷シネマ」のキャッチフレーズは、まちの映画館。運営しているのはNPO法人の市民シアター・エフです。1999年に立ち上げた"県北にミニシアターを!市民の会"が、その前身です。
映画に賭ける竹石さんら深谷市民の情熱を、行政や商工会議所、会員企業があと押しするカタチで、2002年に旧さくら銀行跡地にオープンしました。日本初のコミュニティシネマです。

それから7年、市民が観たい映画をアンケートをとって上映したり、インディーズフィルムフェスティバルなどの映画祭を開催したり、深谷フィルムコミッション活動の中核を担ったり、深谷を舞台にした青春映画「傘」「SRサイタマノラッパー」の制作協力をしたり・・・と、これまでの映画館の常識を破った多彩な活動をしてきました。そしていよいよ、元禄7年創業の歴史的建造物「七ツ梅酒造跡」へ来年3月に移転し、新生「深谷シネマ」がスタートします。こんどは、いったいどんな映画のサプライズを見せてくれるのか、いまからとても楽しみです。




サイタマノラッパー
norichan (2009年4月14日 23:11)

SRサイタマノラッパー公開初日、深谷シネマにいってきました!
深谷市出身の入江悠監督の舞台挨拶と、この映画ではじけた
SHO-GUNGのミニライブのオマケつきです。

rapper.jpgわたしは池袋シネマ・ロサでの東京公開も4/2に観ているので、間をおかずに2度目なんですが、この映画はなんど観てもあきない、たぶん時間をおいて、また観たくなる映画のような気がします。

その理由をつらつら、じぶんなりに考えてみると、
・出ている役者が、けっして達者な演技をしているわけでなく、
 ヒップホップもたのしいし、世界観はつたわるけれど
 チョーうまい、というわけではない。
 つまり、サイタマノラッパーの日常が、等身大で
 すごくリアルにせまってきて、フクヤ市で彼らといっしょに
 モンモンと生きてる感じになる。

・主人公IKKUの、ココロのゆらぎや、ちょっとしたできごとが、
 ワンシーン、ワンカットで切り取られ、
 繊細に、丹念に積み重ねられていく。その手法と、
 シーンとシーンをつなぐビミョーな「間」(ま)が、
 こちら側に、たんに映画を観るというより、
 "シーンを体験する"といった感覚的なひろがりを
 もたせてくれる。

・それから、これはヒップホップの音楽におうところが
 大きいんだけれど、全編にわたって
 言霊(ことだま)のチカラを感じる。
 (これ、あくまで、わたしの感じ方で、入江監督の意図と
 ちがっていたら、ごめんなさい、です。)
 映画のストーリーは、オフィシャルサイトでみてください。
 http://sr-movie.com/

さて、感動のエンディングロールが流れるなかで
わたし的には「こりゃ、絶対にスタンディング・オベーション
ありだよな」と思っていたんですが、
超満員の深谷市民(たぶん)はだれも立たない。
サイタマ県人の地味でシャイなキャラゆえなのでしょうね、
ちょっと残念でした。

で、上映が終わり、監督の舞台挨拶が始まると、場内は一変、
郷土が生んだヒーローにリスペクトと館内われんばかりの拍手。
わたしの隣には、80歳を越えたと思われるおばあちゃんが
ひとりで杖をついて、30分の道のりを歩いて観にきていました!
感想を聞くと、「歌はよくわからなかったけど、面白かった。」
と頬を上気させて、ニンマリしていました。
おばあちゃんも、サイタマノラッパーから、じいちゃんの分まで
ゲンキと勇気をもらったんじゃないだろうか。

映画のチカラは、日本初のヒップホップ青春映画でも
それが傑作であれば、世代をこえて、
おばあちゃんのココロを打ち、腰も伸ばし、みんなに
生きるパワーとエネルギーをあたえてくれることですよね。
それと、この映画は、ほぼ全編深谷市で撮影され、
深谷の映画館で凱旋上映ということもあって
深谷の人たちのココロをひとつに結ぶ効果も
おおいにあったようです。映画は、地域を活性化させる
起爆剤のチカラもあるんですね。

入江監督に続いて、SHO-GUNGのミニライブがスタート。
ノリノリのサウンドは、わたしがヘタに書くより
You TubeにフルバージョンのPV等があるのでそちらを、ぜひ!
http://www.youtube.com/watch?v=rrSLmuqP2GQ&feature=related

SRサイタマノラッパーは、5月16日(土)まで
深谷シネマで5週間、ロングラン凱旋上映されています。
全国でのさみだれ公開も続くことから、DVDの発売はかなり先に
なりそうです。ヒップホップのダイゴ味は、劇場で観てこそ
と思いますので、首都圏の人はGWをはさんでの
ドライブシーズン、ちょっと足をのばしてフクヤ市ならぬ
深谷観光はいかがっすか。道中、新緑がキレイっすよ。

cd.jpg深谷シネマの上映スケジュール、アクセスは
http://fukayacinema.jp/

深谷シネマでは、窓口で
サイタマノラッパーの
オリジナルサウンドトラックも販売しています。
 
 



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