昨日、「ケロッコ村」の溝呂木さんがNHK BS2の午後6時からの番組「熱中時間」に出た。年齢、性別を問わずなにかに熱中している人を全国から探してきて紹介する番組だ。昨日は、変わったものを撮り続けているアマチュア写真家の特集だった。擬人化したアマガエルのユーモア写真を撮る溝呂木さんの他には、形がユニークでスタイリッシュなエスカレーターばかり撮っている女性、懐かしの牛乳箱を北海道から沖縄まで追いかけている人、まつりの山車に魅せられて撮り続けている人、4人の作品が紹介されていた。
エスカレーターの女性は、憧れのエスカレーターを追ってパリまで撮影旅行に行ったというから凄い。だが圧巻は、なぎら健壱がレポーターをしていた溝呂木さんの「ケロッコ村」だった。ぴょんぴょん飛び跳ねるアマガエルに手を焼きながらの撮影は、それ自体がひとつのドラマで心温まるものだった。純粋に自分の興味と趣味のために、なんの見返りも求めず突き進む彼らの情熱は、感動的ですらある。こうした無名のクリエイターは、ジャンルを問わず、全国にたくさんいるに違いない。こうした"作家"ばかり集めて、勝ち抜きクリエーティブ・バトルをやったらどうだろう。草の根から、新しいカルチャーの芽が育つかもしれない。
ちなみに溝呂木さんの"撮影スタジオ"の隣にはバラ園が、その向こうにはハナショウブの花園がひろがっています。それはもう、天国のスタジオです。
(撮影場所:埼玉県川島町「平成の森公園」)

NHKの朝の連ドラ「つばさ」みてますか?
その舞台となっている川越で、
先日、たのしい写真展をみました。かわいいアマガエルが
おでんの屋台をひいたり、さんま焼いたり、餅つきしたり、
白バイライダーになったりする写真展です。
企画、演出、撮影は県下坂戸市在住の溝呂木(みぞろぎ)芳さん。会場にいらっしゃったので、ちょっと立ち話しました。
「これって、カエルと小道具の
合成写真なんですか?」
「いいえ、すべて一発写真です。元気なモデルもいるので
ワンシーン撮るのに1時間かかることもしょっちゅうです。」
「しかし、よくこんなに"生活感"のある写真が撮れますね?」
「アマガエルは指先に吸盤がついているので
ものにつかまったり、垂直のカベでもへいきで上ります。
だから、こちらも想像力と創造力をはたらかせて、
いろんなシーンやポーズが撮れるんですね。
芸人ですよ、かれらは。」
「いつ頃から撮りはじめたんですか?」
「3年前くらいからです。庭の花壇で2匹のカエルが
ちいさな家の模型から顔をだしていましてね。それが、とっても
かわいくて、とっさにシャッターをきったんですよ。」
その写真が、ユーモアフォトコンテストで入賞して、溝呂木さんのカエルの劇場は、またたくまにマスコミが
注目するところとなったわけです。
「ぶらり途中下車の旅」、
NHKの首都圏ニュースなどで紹介され、
こんどは二見書房から
たのしい写真集がでました。
(二見書房:定価・本体1200円+税)
もともとカメラが趣味だったという溝呂木さんは
定年退職された61歳。これからは、カエルのモデルさがしと
ミニチュアの小道具をもとめてのフィギア店まわりで、
ますます熱く、いそがしい日々がつづくことになるでしょう。
ちなみに撮影は、あちこちの公園スタジオでするのだそうです。
5月4日(月)から5月17日(日)まで、
川越市霞ヶ関の画廊喫茶「珈香里(かがり)」で写真展が
ひらかれます。新緑のカエルの劇場で、
どんなドラマをみせてくれるのか、たのしみです。
<珈香里:川越市霞ヶ関北1-17-1 tel・049-232-4082>